動悸の症状

動悸は何故起こるのか?
動悸とは、自律神経失調症で起こる症状の1つです。動悸が起こる理由は、大きく分けて3つに分類されます。
■症状の身体化■
1つ目は精神的ストレスが限界を超えることで起こります。ストレスは体のあらゆる場所に蓄積をすることが出来るので、そのキャパシティを超えることで動悸が症状化します。ちなみに、人体の関節部分にはストレスを溜められるのです。体が硬い人ほど、ストレスが大きいということが言えるでしょう。
■自律神経失調症■
2つ目は自律神経失調症により、動悸が起こることがあります。脳からの指令を伝える自律神経と心臓独自の自律神経が存在する為に、自律神経の乱れが生じたときに心臓に感じる違和感が起こり易いというのも原因の1つです。精神的なストレスによっておこることが多いですが、気温差などの気温湿度によるストレスでも起こることが考えられます。更年期障害やうつ病などでも動悸が起こるので、自分の動悸の原因が何なのか分からず病院やクリニック、心療内科や精神科に行かれる方も多いです。
■持続的な緊張過剰な状態■
3つ目は、緊張が過剰に持続したときに起こる動悸です。人は、緊張が続くことで震えたり汗が出たりすることがあります。動悸は緊張が続きすぎてしまったことによる、心拍数の増加と心拍数増加による不安感から誘発されます。「私、どうしたんだろう。すごく胸がドキドキしている」と不安になると余計に動悸が気になってしまうのもそのせいです。自律神経失調症になりやすい方は、繊細で真面目です。いろんな場面で人よりもストレスを受けやすい体質であることを自覚し、うまい付き合い方を見つけましょう。
動悸の症状とは?
動悸の症状とは、心臓の鼓動が分かるぐらい「ドキドキ」してしまいます。胸の上の方でドキドキしたり、下の方でドキドキしたり、お腹の方でドキドキを感じる方もいらっしゃいますがどれも原因は同じです。「ストレスの身体化」「自律神経失調症」「持続的な緊張過剰な状態」が動悸の発症に関わっています。動悸の症状を落ち着かせるには、抗うつ薬(SSRI、SNRI、NaSSA)や抗不安薬(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)などが使用されます。
薬では動悸が回復しない理由とは?
薬で動悸が回復しない理由としては、自律神経の乱れが起こっている原因が取り除かれるわけではないからです。一時的に動悸が収まる場合は、脳の興奮状態を鎮静化させる抗うつ薬や抗不安薬の効果が発揮されている場合です。ただし、注意が必要です。何故なら、抗うつ薬や抗不安薬は依存性があるお薬があり、一度依存性が確立されると離脱症状による他の症状や、副作用などで苦しむことがあるからです。
根本的に脳の機能失調や心臓にかかるストレスなどを取り除くか、体をストレスに強い状態まで回復させるかしない限り、薬で動悸が回復するのは一時的です。
動悸の一般的な対処法とは?
殆どの方は、横になって休んだり、お薬を飲むことによって神経を鎮静化させて対処をします。抗うつ薬や抗不安薬は、眠くなったり意識がぼーっとしたりする作用が強いです。つまり、動悸に気づかないような状態まで意識レベルを低下させることで症状をまぎらわすということです。
また、注意が必要なのが動悸症状を伴う他の病気の存在です。
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過換気症候群
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急性アルコール中毒
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貧血
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褐色細胞腫
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更年期障害
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鉄欠乏性貧血
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バセドウ病
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漏斗胸
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心房細動
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虚血性心疾患
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低カリウム血症
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白血病
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急性心不全
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高血圧症
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不整脈
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巨赤芽球性貧血
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起立性調節障害(OD)
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心不全
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心筋症
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パニック症(パニック障害)
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アナフィラキシーショック
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急性白血病
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心臓弁膜症
平井鍼灸院の動悸の対応とは?

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