吐き気
自律神経失調症と吐き気
ご覧いただきありがとうございます。平井鍼灸院の院長の梅田俊です。
私たちのところには、軽度~重度の自律神経失調症の方がいらっしゃいます。
その多くの状態を改善してきた実績もあるのですが、もしあなたが今、
吐き気、胃のむかつき
等の症状でお困りなのであれば、
これからお伝えすることはとても役に立つ情報です。
自律神経と吐き気の関係性とは
自律神経とは、脳から出ている神経のことで、主に人が無意識に行っている内臓の働きなどを調整しています。
具体的に言うと…
①血圧
②心拍
③呼吸
④ホルモンバランス調整
⑤消化吸収
⑥体温調整
などがあります。他にもありますが、割愛させて頂きますね。
今回のテーマは、自律神経失調症と吐き気です。
何故この状態が起こってしまうのかを、これからお伝えしていきます。
自律神経の乱れで、胃が持ち上がってしまうことある…
胃は食道の下の方にある、平滑筋(内臓を動かす筋肉)によって上下運動が起こります。
自律神経失調症の方は吐き気をもよおすことが、しばしばみられるのですが、理由はこれです。
自律神経の交感神経の緊張状態が続くことにより、胃は上に(横隔膜という筋肉の方向に)持ち上げられてしまい、胃全体の血行不良の原因となります。
胃はとても繊細な臓器なので、胃の分泌液の異常にも繋がります。
自律神経の交感神経が緊張状態になってしまうことで、
胃が持ち上がって血行が悪くなり、
吐き気につながるという事です。
吐き気をもよおすときは、胃は情報に引き上げられています。
それによる弊害として、呼吸が浅くなることも起こってきます。
胃が横隔膜を上に押し上げるからです。
胃が引き上げられた、吐き気をもよおす状態を解消するには…
実は、自分で出来る方法があります。
推すと少し苦しい場所ではあるのですが、試してみる価値はあるでしょう。
胃下げ(胃を下に下げるセルフケア)
①仰向けでリラックスできる環境に寝てください。
(静かで、暗い部屋だとなお良いです)
②お腹の上の方、肋骨の近くのみぞおちを指で押さえます。
(少し痛みが出るぐらい、押し込みます。これで胃の上の方を押さえています)
③その指の圧を抜かずに、胃を下に少し押し下げていきます。
その際には深呼吸を3~5回していきましょう。
(押さえているところに、少し痛みがあるぐらいがちょうど良いです。)
④指を外して、もう一度深呼吸をします。
ポイントは、胃が横隔膜の方に上がりすぎている状態を、
横隔膜から引き離すようにして胃を下げることです。
吐き気の原因にもなる胃の血行不良を解消しましょう。
⑤②~④を5回ほど繰り返します
実はこれだけでも、吐き気が解消されることがありますので、
試す価値はあります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
平井鍼灸院
院長 梅田俊