しびれ
うつ病の方が感じているしびれ
初めまして、平井鍼灸院の梅田俊です。
平井鍼灸院では、自律神経の乱れやうつ状態による様々な症状に悩まれている方が来院されます。そのうちの1つの症状が、しびれです。痺れの症状は、どのような時に起こると思いますか。一般的には血流が悪いことや、ヘルニアなどの神経の周りに炎症が起こる事などが考えられます。この状態であれば長くても3カ月程あれば症状は良くなってきます。しかし、施術をしても薬を飲んでも症状が変わらない、もしくは悪くなっていく方がいらっしゃいます。
実は、しびれの原因は自律神経の乱れも関係している…
特に、うつ状態で体の回復機能に異常をきたしている時、原因不明の手足の痺れに襲われることがあります。実際に患者さんでも30代の男性や、50代の女性に同じような症状が出て、施術をしております。病院に行って精密検査をしても異常がなく、生活の中で負荷をかけ過ぎた事にも、気づいていない方です。
体の状態を詳しく診ていくと、うつ状態のかた特有の背中の固さや手足の冷え、胃腸の固さを感じる事が出来ます。自律神経の乱れが起こり、脳内の酸欠状態が持続することによるストレスで異常な反応を体に出しているのです。
このしびれは、適切な施術をしていくと改善していきます。その中でも、カウンセリングをしながら施術をすることがとても効果的な場合があります。ヘルニアや体の歪みなど、神経の周りの環境が悪くて症状が出ているのではなく、症状が悪くなるような環境が続いているために、体のストレスが溜まりすぎて症状を出すしかなくなっているのです。
体に負担がかかっていることで症状が出るので、負担に立ち向かう体の状態があれば、しびれの症状は体には必要なくなります。治療で改善する方法を今までお伝えしてきましたが、ここからは体を強くする方法についてご紹介いたします。自律神経の働きは基本的にはコントロールすることが出来ません。しかし、自律神経の働きを間接的にコントロールする方法があります。それが以下の3つの方法です。
しびれの改善方法
食生活の改善
体を作っているのは、栄養素です。しびれの原因は、神経の過剰緊張状態や酸素不足です。食生活の改善でしびれをよくするにはまず、酵素を摂りましょう。酵素は体の代謝反応や老廃物の排泄、消化運動などに多く使われるもので徐々に減っていきます。酸素を運ぶにも体の機能が正常であることが重要です。特に呼吸時に十分な肺の運動がなされていないと酸素不足になります。酸素不足になると交感神経が過剰に緊張しやすくなり、しびれを発症しやすくなるのです。
酵素以外にも、ビタミンB群も神経の反応に必要な栄養素なので選択的に摂取していきましょう。栄養素は単独で摂取しても体に吸収されづらいものがほとんどなので、バランスよく食事をとりながら、選択的に必要な栄養素を増やしていくのが良いでしょう。
お勧め食材
生野菜
果物
お刺身
豚肉
鶏肉
運動の習慣
自律神経の状態としびれの関係性がある場合は、自律神経も間接的にコントロールすることが求められます。
自律神経は無意識に働く神経です。心臓の拍動や内臓の運動、寝ている間の体の調整、血圧や体温調整など多岐にわたります。この自律神経の働きを整えることができるのが、運動です。
運動をすると次のような効果があります。
血流が改善する
血液がさらさらになる
体が温まり酸素が十分に体をめぐる
実は、上記の反応には全て自律神経が関与しています。自律神経の働きを運動という形で働かせることにより、間接的にコントロールをしているのです。このように運動で自律神経の働きをコントロール出来るようになると、体は徐々に自分自身の体調を自然と整える力がついてきます。これは調整力といいます。調整力を高めることによってしびれの症状を改善していくのです。
お勧めの運動
ラジオ体操(10分)
ウォーキング(30分)
球技などの体を動かすスポーツ全般(60分)
プール(30分)
体を動かすことでしびれの改善を図ることが出来ます。諦めないで小さなことからチャレンジしてみてください。
呼吸法による自律神経の乱れの調整
呼吸法は自律神経の働きを調整する方法の1つです。呼吸は酸素を取り込む大切な働きです。自律神経の乱れを調整することで酸素が豊富に取り込まれるようになり、しびれの原因である交感神経の過剰緊張状態や酸素不足を解消してくれます。特に呼吸法で気を付けて欲しいのは、腹式呼吸と胸式呼吸の使い分けです。
胸式呼吸
肋骨と横隔膜と椎骨で作られる胸郭を使って行う呼吸で、無意識に行っている呼吸の多くが胸式呼吸です。一般的に深呼吸といわれるとこちらの運動をされている方が多いです。この呼吸法は交感神経を働かせる運動なので、体をリラックスさせて酸素を豊富に取り込む際よりも、運動時によく使われます。
腹式呼吸
横隔膜を主に使った呼吸で、お腹が膨らむ呼吸です。横隔膜を押し下げる働きで、内臓を骨盤内まで下げることが出来るので、整腸作用もある。特に副交感神経を働かせるときに使う呼吸で、歌手やヨガなど空気を多く使う運動時に頻繁に使用される。自律神経の働きも腹式呼吸の方が緊張がゆるみやすい。
以上が呼吸の方法です。参考にしてみてください。
平井鍼灸院では他の治療院では治らなかった症状が改善する見込みがあります。
それは、コンビネーション療法というフルオーダーメイドの施術を組むことが出来るからです。
平井鍼灸院で患者さんが社会復帰に取り組んだり、体質改善に対して努力を重ねていらっしゃる方々を支えていて思うことがあります。それは、皆さん不安が強ければ強いほど、とても熱心に自分のことを治そうという気持ちを持っていらっしゃるという事です。
私は単なる治療家としてではなく、ある信念を持っています。
「あなたの一生涯の担当医として、心身共に支えていく主治医であり続ける」
ということです。
多くの方は、自分の体の健康不安に対してなんでも相談できる主治医がいなくて困っているんです。私は、通われている方の主治医なので、体だけではなく、心のケアも一緒に行っています。当院に通院して頂いている方
あなたの体を治す為に、本気で向き合って治していきます。
平井のスタッフも私と同じ気持ちなので、安心して体を任せてくださいね。
以上です。